2014年03月31日

弥生の空は


2014/3/30【The Road to Graduation Final 〜さくら学院 2013年度 卒業〜】渋谷公会堂

流れる涙はあごで拭く。頬を伝うのが早すぎるから。

ねねどんバイバイ。さようならではお別れすぎて、バイバイだったらまた会えそうで。

さくら学院はもうこれで終わりだと思う。毎年終わって毎年始まるのがさくら学院なのだから。でも森先生だけは絶対に卒業しないでほしい。

雨が降り光が射して雷が落ち風が吹き。四季を駆け抜けたような一日にこの一年が詰まっているようで、こんな日がこれからもきっとある。言葉にならない思いと伝えておきたかった気持ち。おめでとうを言うのがいつも最後になってしまう。
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2014年03月29日

夢を誓って


2014/3/28【さくら学院 The Road to Graduation 2013 〜放課後アンソロジー みんなでわっしょい!〜】SHIBUYA-AX

らうらは女優。卒業生を追い抜く宣言。いつか大統領役を。

まり菜は声優アーティスト。声優ではなく声優アーティスト。電車も語れるアーティスト。

日向は芝居。アミューズに入ったのも芝居がやりたかったから。ぽっかぽかだからこその、その対極にあるまだ見ぬ自分を。

そして最後がねねどんだとわかったときに疑いは疑いでなくなった。ねねどんの夢は看護師。いちばん身近なスーパーレディ、母の姿を見て。今年度の「歌の考古学」では目に涙を浮かべながら父への思いを歌に乗せた。アミューズに入ってアミューズでしかできないことをやりアミューズではできないことを見つけたのだ。開演前のBGMは中3によるリクエスト。プリキュアがあり Perfume がありロッタラにこの詞があった。

「幸せになるため生まれ、そして誰かを幸せにするため生きていくんだ」

どの曲が誰のリクエストかはわからないけど、ねねどんはそんな生き方をしていると思ったよ。

「12人を成長させてくれた曲。みなさんの魂に届くように」という会長の言葉に導かれて本編ラストは「FRIENDS」。僕はまだ死んでないけどもはや魂の問題なのだ。「鳥肌が立つ」を感動の意で用いるのは本来誤用であるらしいのだが、ならばこの曲を聴くたびに立つ鳥肌はいったいなんだというのだろうか。どの年度でも、どの会長でも、やはりここが最終到達地点にして始まり。

さくら学院を卒業して、芸能界も卒業するのは初めて。ねねどんが普通の高校生になるのなら、これからはもう先輩でも後輩でもなく先生でもなく、初めてみんなと友達になれるのだろう。父兄は父兄のままでいることに卒業とは違う寂しさを巡らせながら、もう一度「FRIENDS」が聴きたい。改札で長話をしているような3月は、なんという短い3月。
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予想以上のスイング


2014/3/9【さくら学院 公開授業 歌の考古学〜2013年度〜 2時限目】TFTホール500

トップバッター、なのに満塁ホームラン。ランナーは咲希ちゃんの心の中にいた。「自分の気持ちを心の中で閉じ込めてしまう所」が堀内会長と似ているらしい(2014/1/23「学院日誌」)。ならばこれは歌による心の解放と言えよう。「ほぼ“0えっと”で乗り切りました!」と森先生からもお褒めの言葉(咲希ちゃんはふだん「えっと〜」を連発しているのだ!)。
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上を向いて歩こう


2014/3/9【さくら学院 公開授業 歌の考古学〜2013年度〜 1時限目】TFTホール500

「去年はやらかしてしまった」というりのんの言葉を借りれば、ゆなのは今年やらかしてしまった。アカペラの歌詞が飛んだならすなわちあたりは静寂が支配するのみ。ゆなのもこちらも気まずい空気。頼るような眼差しで先生を覗き込む。でも今はゆなのだけに与えられた舞台。救いの手を差し伸べてくれる人はいない。しばしの間があり右ポッケから歌詞カード。「ポケットの中にはごめんねを忍ばせて」いるように申し訳なさげな困り顔。昔だったら泣いていたかもしれない。わずか一年ほど前の昔なら。

森セン「泣いてないだろうなお前?」
ゆなの「泣いてません!」
森セン「俺はお前の涙がトラウマなんだからな!」

今はもう泣いていたゆなのではなく、「泣きますよ!」と先生を脅したゆなのでもなく。しかしその目は潤んで見えて、安堵よりは悔しさゆえにと思われた。「YouTubeで発見!」と書くところに過ぎた時間の長さを感じる。いいところと悪いところ。ゆなのが発掘した歌は心の中に埋めておこう。ゆなのかわいいよゆなの。
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